塗装のマメ知識

遮熱塗料 サーモアイシリーズの特徴

サーモアイ塗料の特徴


来の塗料で出来る塗膜は、太陽からの紫外線を跳ね除けにくい性能があります。
紫外線を吸収してしまう事で、塗膜の劣化と建物の省エネ効果の妨げとなっております。
外部に面した部分の塗膜はそれで当たり前であった
残念な塗膜の性能を改善に導くのがサーモアイなどの遮熱塗料です。

下塗りには高い反射率のシーラーやプライマーを塗布し、中塗りと上塗りの塗装工程には
反射出来ない赤外線を吸収させずにシャットアウトし、
塗膜に吸収させない作用で遮熱効果を発揮させます。

サーモアイとは、塗膜の反射率を高くする事で遮熱効果を発揮させる遮熱塗料です。

遮熱塗料(サーモアイ)を使う事で得られる3つのメリット


1.ヒートアイランド現象の抑制

建物に蓄えられた熱は外部へ熱放射として発してしまいます。
すると、建物周辺の温度も上がってしまい、ヒートアイランド現象の原因の1部となっております。
サーモアイは遮熱塗料の効果で建物に蓄えられる熱を少なくさせる事が出来るため、
ヒートアイランド現象の抑制に繋げる事が出来ます。

遮熱塗料はCO2の排出削減の効果があるので、地球環境の改善に繋がります。
住宅の屋上や屋根に塗装すると、非常に大きな効果を発揮します。

2.建物の温度を下げる
遮熱効果により、夏の熱い太陽光を跳ね除けてくれますので、
猛暑のような夏でも太陽光の影響を妨ぐ事が出来ます。

温度差は、2度程度と言われています。
2~3度の差は少ない温度差と思われるかもしれませんが、
37度が35度に感じると
体感温度は、満足出来る涼しさを感じる事が出来ます。

以下の図の実験は、日本ペイントの遮熱塗料サーモアイを使った実験により出た温度差の結果です。

このように、室内の温度差を3度削減した結果が出ております。

3.エアコンのエネルギー節約
遮熱効果により、温度差がなくなるので、エアコンの使用頻度が少なくなります。
そのため、省エネ効果と電気代の削減に繋がります。
光熱費の節約ができるので、遮熱塗料の採用は賢い選択だと思います。

日射反射率が高いカラーが遮熱効果を発揮


遮熱塗料のカラーバリエーションは色々ありますが、
実は色の彩度によって遮熱効果に大きな違いを与えます。

このグラフは、色の彩度と日射反射率を表したものです。
遮熱塗料の場合は、淡い色合いの方は日射反射率が高くなります。
原色のようなビビットカラーではなく、淡い色合いのサーモアイを選ぶのがおすすめです。

サーモアイのカラーバリエーション



このカーバリエーションの中でも、より薄い色がオススメです。

薄い色であればあるほど、高い遮熱効果を発揮してくれます。

ニッペファインパーフェクトベスト強化シーラー(屋根用全般下塗り塗料)

ターペン可溶1液住宅窯業屋根用含浸補強形エポキシ系下塗り材


洋瓦、経年劣化スレート屋根、各種窯業系屋根素材への高付着性と脆弱表面補強効果を両立した
劣化が著しい住宅用化粧スレート屋根などの塗り替えに最適な下塗り塗料です。

サーモアイシーラー(住宅スレート屋根用下塗り塗料)

2液形弱溶剤エポキシ樹脂太陽熱高反射(遮熱)シーラー


造膜性を持ち、さらに、素材への吸い込みを抑制し、
反射性能を有するので、サーモアイシリーズの遮熱性能発揮に貢献できます。

サーモアイプライマー(金属屋根、トタン専用下塗り塗料)

2液形弱溶剤エポキシ樹脂太陽熱高反射(遮熱)さび止め塗料


反射性能を有するので、サーモアイシリーズの遮熱性能発揮に貢献できます。
さび止め効果を有しているので金属屋根やトタンなどの屋根下地に最適です。

サーモアイSi(シリコン塗料)

2液弱溶剤シリコン系屋根用太陽熱高反射(遮熱)塗料


外壁塗装では一番多いシリコン樹脂を使った強力な結合によってつくられる遮熱塗膜であり、
酷い外的刺激に侵される環境下であっても耐久性を保持できる優れた遮熱塗料です。

サーモアイ4F(フッ素塗料)

2液弱溶剤4フッ化フッ素樹脂屋根用太陽熱高反射(遮熱)塗料


日本ペイントの高級フッ素系塗料の技術を取り入れた遮熱塗料であり、
長い間遮熱性能を維持させる1番の遮熱塗料です。